履歴書作成の重要ポイント|転職活動でマイナスにならない5つのポイント

転職活動で提出を求められる書類は履歴書と職務経歴書です。
多くの企業は、この2つの書類によって、書類選考を通過させるかをを判断しています。
今回は「履歴書」のポイントを5つにまとめてお伝えします!
履歴書は、就職活動でも作っていたり、職務経歴書と比べると馴染みのある書類だから、みんな手を抜きがちです。
ただ履歴書で減点されてしまうと、他の人が減点されてない分、かなり痛手を負ってしまいます。
いまからお伝えする5つのポイントを押さえて、マイナスにならないようにしましょう!
そして育児と仕事が両立できる理想の仕事ができるように、しっかり準備をしましょう!

これだけは押さえて作ろう!履歴書作成の重要ポイント5選

履歴書は、基本的な情報を応募企業に伝える書類になります。
履歴書のフォーマットは、JIS規格の履歴書という公式のものがあります。このJIS規格の履歴書に沿って、個人情報を記載して作成すれば、特に難しいものではありません。
しかし、中には余計なことを記載してしまったりして面接担当者からの評価を落としてしまっているケースも良くあります。
少なくとも、下記の5つのポイントだけ押さえて、履歴書を作ることをおすすめします。

重要ポイント5選
★ 学歴・経歴は簡潔にまとめ、よけいなことは書かない
★ 証明写真は綺麗に撮る
★ 志望動機は1社1社丁寧に書く
★ 希望条件などは書かない
★ 資格はなるべくたくさん記載する

履歴書で減点されることがないように、ポイントを押さえて作成してください!

ポイント① 学歴・経歴は簡潔にまとめ、よけいなことは書かない

1つ目のポイントは「余計なことは記載しない」ということです。必要なことのみ書きましょう!
ここでいう必要な情報とは3つあります。

  1. 会社名
  2. 雇用形態
  3. 面接官が不安になる可能性がある事柄がある場合は補足

会社名と雇用形態は言うまでもありませんが、企業が履歴書で見る内容になるので記載するのは当たり前であり、たいていの人が記載していると思います。私はそれに加えて、「面接官が不安になる可能性がある事柄に対する補足」は職歴欄に記載すべきだと考えます。
面接官が不安になる可能性がある事柄とは、「ブランク期間」や「会社が統合したことによる社名変更」などです。履歴書を見た際に面接官が「ん?」と止まってしまう可能性がある内容に関しては、理由を補足しておきます。
ただし「担当業務」「配属部署」「役職」など、履歴書を見た段階で不安を与える可能性がある内容以外は記載すべきではないです。
実際、私も多くの履歴書を見てきましたが、職歴を記載する欄に余計なことを書いてしまっている方を多く拝見しました。
大手人材紹介会社の履歴書作成のポイントの解説サイトでも、履歴書の職歴欄には会社名や雇用形態以外にも「担当業務」「配属部署」「役職」の情報も記載するように、アドバイスされています。
ただしこれを真に受けて、すべての情報を詰め込んで記載するのはおすすめしません。

理由としては、下記の理由があります

職歴欄にたくさんの情報を書かない方がいい理由
■ ぱっと見たときに、経験社数が多く見えてしまう
■ 職務経歴書をしっかり読んでもらえなくなる可能性がある
■ 重要な内容が伝わりずらくなる

特に20代パパは、まだまだ若く企業から「長期で働いてくれるか」という点での評価されるので、経験社数は重要な評価ポイントです。経験社数は多いと早期退職が懸念されやすく、20代の候補者では経験社数が多い人はお見送りにされやすくなります。
履歴書の職歴欄に「担当部署」「仕事内容」などを記載すると、職歴欄のボリュームが増え、一瞬「経歴多いのかな?」となってしまう可能性があります。面接官がよく読んでくれたらまったく問題ありませんが、リスクは極力減らすのがポイントですので、履歴書の職歴欄に記載するのは最小限で必要な情報のみにしましょう!

詳しい内容は職務経歴書に記載すればOKです!

ポイント② 証明写真の重要性

次に重要なのは「証明写真」です。

証明写真はかなり重要で、写真屋さんに撮影してもらうのがベストです。自分の中で良い映りと思える写真を使うようにしましょう!
最近は携帯で証明写真が取れる「履歴書カメラ」というアプリがあったりしますが、おすすめはしません。
どうしても、不自然な感じの写真になってしまったり、背景が家の壁なので、綺麗に撮れません。
「証明写真なんてなんでもいいだろ!」と思うかもしれません。そして証明写真を見て顔で判断するのはどうかというような声も中にはあります。
しかし、証明写真から受け取る候補者の印象で、書類選考の合格不合格が左右されている現状が実際あります。少しでもプラスになる書類を作り企業に提出したほうがいいと思ってますので、証明写真においても綺麗に撮るべきだと考えます。

ポイント③ 志望動機は1社1社丁寧に書く

JIS規格の履歴書の2枚目には「志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど」と書いてある欄があります。ここは必ず応募企業に対する「志望動機」を記載するようにしましょう!
転職エージェントとして多くの転職活動をしている方を見てきて、たいていの方はこの欄をどの企業に対しても使える差しさわりの内容で作り、そのまま使いまわします。
履歴書をたくさん見ている面接官には、「あ、使いまわしてるな」とわかります。
複数社に履歴書を出して転職活動をするとしても使いまわしはせずに、1社1社志望動機を記載しましょう!
この欄は履歴書の中で唯一熱意を伝えることができる項目ですので、魅力ある文章を作成しましょう!

ポイント④ 希望条件など書くな

履歴書の最後に「本人希望欄」という項目の記入箇所があります。
この「本人希望欄」に、言葉の通り希望条件を記載する人が多くいるのですが、やめましょう!
基本的に「貴社規定に従います」でOKです。

補足
「希望条件はしっかり伝えた方がいいんではないですか?」という意見もあるかと思います。何か希望条件があって、その条件がかなわないなら転職しないという強い意志があるのであれば、記載しても問題ありません。しかし書類選考の段階で希望条件を記載すると、通過になる可能性が下がることはあっても上がることはありません。

もし希望条件があるなら、面接の中で伝えられた方が良いと思うので、履歴書の記載はおすすめしません。
あくまで応募書類(履歴書・職務経歴書)は、「書類選考を通過させる」ことをゴールに作成すべきと考えます。

編集長 まさやん
書類でお見送りにされちゃったら、もったいないよね

ポイント⑤ 関係ない資格も記載OK

よく資格についてのこんな質問をされます。

「応募する企業(職種)と全く関係ない資格なんですが、書いた方がいいんですか?」

答えはYESです!
資格欄について全く関係ない資格も基本的には全て書いた方が良いと考えております。
理由としては書類選考を通過させるということをゴールに設定した場合、プラスになることはあってもマイナスになることはないからです。
どんな資格であっても、その資格を取るアクションをしたことは評価されます。
「この資格を取っているから書類選考をお見送りにする」ということは基本的に考えられません。
ですのでプラスはあってもマイナスがないので、資格に関しては応募企業と全く関係ない資格だったとしても記載したほうがいいです!

履歴書の各項目の説明

履歴書の各項目に対するポイントを掻い摘んでまとめていこうと思います。履歴書を作成する際に必要な項目だけ見ていただけたらと思います。

① 日付

応募書類の提出する日付を記載します。
応募者の中には作成した日付が記載されており、書類提出日より以前の日付が記載してあるケースがあります。
私の経験では1か月前の日付が記載してある履歴書もありました。前の日付だと、面接官は「使い回ししているんだな」と感じてしまいます。
しっかり応募書類を提出する日付に毎回更新して提出するようにしましょう

② 生年月日

生年月日の欄には生まれた日付を記載します。基本るり町内会の日付に関しては西暦に統一するようにしましょう。
また日付の更新とともに、誕生日が過ぎたら年齢の更新を忘れないようにしましょう。
たまに日付は更新しているものの、誕生日が過ぎていることを忘れ年齢を更新していない方がいます。

③ 住所

住所の欄には本籍ではなく、現在住んでいる住所を記載するようにしましょう。
また都道府県名やマンション・アパートの名称、部屋番号も省略せずに記載します。
内定獲得後、入社書類などがこの住所宛に送られて送ることもあるので間違えないように記載しましょう!

④ 電話番号

電話番号の欄は、固定電話と携帯番号の両方持っている場合は両方とも記載しましょう。

また記載する番号はなるべく連絡がとれる番号を記載しておくことをお勧めします。
選考結果に関してや、何か急な連絡事項、質問などがあった場合に急に連絡が入るケースもあります。
ここでしっかり連絡が取れるか取れないかで、選考の進み具合も変わってきます。

⑤ メールアドレス

よく忘れがちなのがメールアドレスです。メールアドレスは必ず PC用のメールアドレスを記載するようにしましょう。
なぜ PC用のメールアドレスがいいかと言うと、企業から送られてくるメールが、携帯メールだと受け取れないケースがあるからです。
適性検査やオンライン面接のURL など、メールで送られてくるケースは多々ありますので、メールアドレスの記載漏れには注意してください。

⑥ 学歴

学歴欄の1行目には「学歴」と中央に書き、その次の行から実際の学歴を書き始めましょう。
学歴をどこから書くかに明確な決まりはありませんが、高校以降は義務教育ではないため、どのような高校にいつ入学し、何年間で卒業したのかが一目でわかるよう、高校入学から書くのが一般的です。「〇年△月 〇〇高等学校 入学」「〇年△月 〇〇高等学校 卒業」と、入学・卒業の年月とともに記入します。
学校名は略さずに正式名称で記入する必要があるため、「高校」ではなく「高等学校」と書きます。また、学部名や学科名についても、省略せずに正式名称を記載するようにしましょう。
大学・短大・専門学校も入学と卒業の両方を省略せずに、正式名称で学校名、学部や学科・専攻までを記入し、採用担当者にあなたがどんな分野を学んできたかを理解してもらいましょう。卒業時は「卒業」と記入し、大学院の場合は「修了」と書きます。

ポイント
★ 年は西暦で記載
★ 学校名、学科名は省略しない
★ 高校入学から記載すればOK(高専に行っていたりしていなければ、一般的に高校は3年なので卒業からの記載でもOK)

その他経歴について
学歴に中退がある場合は、「家庭の事情により中途退学」などと、簡潔に理由と書くとよいでしょう。中退のことを書くか、書かないかで思い悩むかもしれませんが、基本正直に書くことをおすすめします!空白期間があると、どちらにしろ「なんで空白期間があるんだろう」と疑問を持たれてしまいます。
また、「中退」を「卒業」と偽ることは学歴詐称になり、内定獲得後に判明した場合、内定取り消しになる可能性もあります。
留学に行っていた場合などは、学校名を書いてもパッとどこの国に行って、何を勉強していたかわからないので学校名の横に留学先の国名の記載もおすすめです!

⑦ 職歴

職歴は、学校卒業後の勤務先への入社及び退社の経歴を古い順に記載することが基本です。
五つのポイントでも解決しましたが、基本的には 「会社名」「雇用形態」「面接官が不安になる可能性がある事柄がある場合に関しては補足」を記載するのみでオッケーです。
「異動・昇格・出向」等の経歴や仕事内容、所属部署なども記載するような解説をしている記事も多くありますが、私はおすすめしません。
また職歴の最後には「現在に至る」「以上」と記載しましょう。

⑧ 資格

免許資格の欄は基本的に所有する資格を全て記入するようにしましょう。
資格を取る意欲いや取った実績が評価されます。応募する企業に関係あるなしは考えず記載して大丈夫です。
記載の順番は公募企業に対するアピール力の高い順から記載することをお勧めします。
自動車の運転免許に関してはAT限定なのか、MTなのかまで詳しく記載するようにしましょう。

⑨ 志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど

この「志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど」の欄は、必ず応募企業の志望動機を記載するようにしましょう。
どこの企業にも使えるような定型文ではなく、応募する企業一社一社しっかり志望動機を考え記載するようにしましょう。

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